2013年9月6日金曜日

9月4日、一般謁見にて:キリスト共に。歓迎、祝宴、宣教への使命



 
 「ワールドユースデーは、歴史の大いなるニュースを思い起こさせます。わたしたちは神に愛されているのだ、と。その神はわたしたちの父なのだ、そしてイエスはわたしたちを救うために来られたのだ、と」。パパは、ローマの夏の伝統的な休暇の後、一般謁見を再開するにあたってこのことを取り上げた。サン・ピエトロ広場で愛情の盛大な表明に迎えられながら、教皇の祝福をもらうため、またその要理を聞くために詰めかけた何千ものローマ市民と巡礼者たちとの週ごとの会見が始まった。教父は要理を、リオ・デ・ジャネイロでのワールド・ユース・デーに割いた。この一般謁見は、その在位期間中第15回になるが、-前回は6月26日であった-、ローマ司教はWYDの重要性を強調した。そこで神への深い感謝を示した。またアパレシーダのマリアには、今回の巡礼と初の国際使徒的訪問に伴ってくださったことに感謝した。そこでこの呼び名で知られているマリアの、ブラジルとラテン・アメリカ教会にとっての重要性をも強調した。そして愛すべき前任者ベネディクト十六世が実現させたこの旅を思い起こした。「行って、すべての民からわたしの弟子を作りなさい(すべての民をわたしの弟子にしなさい)」、この信仰の大イベントのテーマと共に、神の愛の大いなるニュース、その御子イエスをわたしたちに送ったニュースをもって、教父は存在の中心から外れたところにキリストの光を運んでいくようにと励ました。リオ・デ・ジャネイロでの最高に素敵な経験を要約するために、パパは三つの言葉を用いた。歓迎、祝宴、使命、である。
(CdM – RV)


スペイン語で要約された教皇のことば全文
愛する兄弟姉妹の皆さん、


 すでに一か月以上過ぎてしまったのですが、わたしは今日の要理で、リオ・デ・ジャネイロで行われたワールド・ユース・デーのことを思い起こしたいと思います。まず第一に、いただいた恵みに、神とアパレシーダのマリアさまに感謝します。また、ブラジル人の皆さん、国の指導者の皆さん、小教区の皆さん、家族の皆さんに、その兄弟愛に満ちた歓迎をしてくださったことに感謝したいと思います。

 この経験を要約するのに、三つの言葉を提示します。

 最初は、「歓迎」です。歓迎は、友情の絆を作ります。そして特に祈りにおいて続けられます。

 二つ目は「祝宴(パーティー)」です。兄弟たちとのパーティーですが、何よりも、主とのパーティーでした。わたしたちは共に祈り、共に礼拝しました。あれは信仰のパーティーでした。

 そして、最後に三つ目、使命です。イエスはその弟子たちに「行きなさい」と言いながら送り出します。自分自身の殻から出ていき、存在の中心から外れたところに光と愛を運んで行きなさい、と。

 そして加えます。「わたしはあなたたちと共にいる」。イエスが一緒でなければわたしたちは何もすることができません。イエスが一緒なら、どの青年も、神にとってまた他の人々にとってのひとつの希望となることができるのです。その希望になりたいですか?大胆にも、世界を、もっと正しく、もっと美しく変えようとしたいですか?

 ワールド・ユース・デーは、わたしたちに、歴史における大いなるニュースを思い起こさせます。それは、わたしたちは神に愛されているというニュース、そしてイエスはわたしたちを救うために来られた、というニュースです。

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 心から、スペイン語圏の巡礼者に挨拶します。特にコロンビアからお越しの公的なグループ、そしてスペイン、アルゼンチン、メキシコ、その他のラテンアメリカ諸国の信徒の皆さんに。ブラジルで体験された歓迎、祝宴、使命がただの思い出にならず、わたしたちの生活と共同体を動かす魂となるようにしてください。ありがとう。

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